昨日は敬老の日ということで、祖父と従姉妹とフレンチのコース料理食べてきましたー。
とりあえず、自分はマナーをもう少し学ぶべきだとorz
お肉と今は丁度海老が美味しいので伊勢海老でてきました！うまかった…(*´∇｀*)
たまにこんなコースの料理を食べるのもいいですねぇ…

お話は続きから

何もかも
君を構成しているすべてを手に入れることができたなら。

【１２：奪いたい】

ボリスが怪我をした。
といっても皮膚の表面を軽く掠った程度の、ごく浅い切り傷で毒とか持ってるモンスターではないから取り乱すほどではないけれど。
それでもボリスが怪我をするのはとても嫌だ。
モンスターを全部倒し終わってすぐに駆け寄る。僕の怪我には過剰なくらい心配するのに自分のことはあまり大事にしない彼のことだ。僕が気づかなかったら下手したらろくに手当てもしないことだって簡単に思いつく。
剣を納めたボリスの腕をとって丸く血が滲んだその傷に吸い付いた。
驚いたように短く息を呑み込むボリスの様子がなんだか可愛くて面白い。
ボリスが僕のことをたくさん心配するのと同じくらい、僕だってボリスが怪我をしたらものすごく心配しているんだ、っていうのを見せ付けるようにという言い訳を心の中でこっそりして、丁寧に血を舐め取って薬を塗ってあげる。
ほんのり赤くなってるボリスはできるならここで押し倒しちゃいたいくらいかわいいけど、そんなことしたら三日は口聞いてくれなさそうだから我慢する。
何かいいたそうな顔してるボリスに、にっこり笑いかければもう何もいえないっていうこと、僕だって判ってる。
街に帰るボリスが少し早足になってるのは、多分さっきのことで照れてるんだろうな、て思いながら僕も少しだけ早足になった。
君の全部を奪いたい。
怪我で流れた血も、なにげない吐息も。
アブナイ考えかなぁって最近ちょっと思うんだけど。
それくらいボリスが大好きなんだから、仕方ないよね。

ルシわんがナチュラルにヤンデレに片足突っ込みかけてる件…ｗ